私の想い

これまでトレーニングの指導でスポーツの現場を見ていて、自己表現が控えめな子はやる気がないと誤解されてしまうことが多々あるように感じています。

「先生と最初と最後の挨拶しかしなかったんじゃない?」
思わず声をかけたくなるそんな場面もありました。

思い起こせば、私は幼い頃から自己主張が得意な子でした。
学校でも習い事でも
「出来てるかな?先生見てて!」
疑問があるとすぐ質問に行くので、気にかけてもらえていたのをなんとなく感じていました。

そんな私が大人になり、母となり、子供達と一緒の習い事をする事で、1番気になったのがそこでした。

たくさん声をかけてもらえる子、気にかけてもらえる子、そうでない子。

そして、それは長い目でみて競技の成績にも影響を及ぼしているとも感じています。


ある時、ある男の子に言われました。

「アドバイスありがとうございます。 なんで僕に声をかけてくれるんですか? 」
と。

「よく頑張ってるね!私は○○くんが一生懸命取り組んでる姿みてるから。応援したいから!」

と答えると、その子はニコニコ笑って「ありがとうございます!」と練習に戻っていきました。





人との出逢いと環境の選択は大切だと思っています。

想いをうまく伝えられないキッズ、ジュニア期こそ大切にしてほしいと思います。

子供達がのびのびとスポーツを楽しむ、また夢中になれるようにする為にも、先生から「見てるよ、気にしているよ」のアイコンタクトから始まり、様々なコミュ二ケーションを通じて信頼関係を築いていく事は、スポーツを意欲的に取り組む為にも、人間形成の為にもとても大切な事だと感じています。

私はここの教室で子供達への想いを大切にしています。

子供達は上手く言葉にしないだけ、心の目でしっかりと見ています、感じています。
愛を持って向き合い、誉めます、叱ります、一緒に成長していければと想っています。